認知症の有病者数は約460万人、軽度認知障害(MCI)の有病者数は約400万人と推計されています。
身体疾患で通院してくる患者自身は高齢化に伴い認知症状を呈してくる現状があり、それに対する気付きが求められています。服薬忘れや薬の紛失、指示指導の理解困難等ポイントはいくつもあると思われます。
等があります。
潜行性の発症、多くは記憶障害に始まり、生活機能が低下していく。 見当識障害(時間や場所が分からなくなる)やアパシー(無気力)、徘徊等の症状があります。 記憶障害が主症状であることが多いですが、周辺症状は人により様々で、アルツハイマー型認知症と診断されていても、レビー小体型認知症や、前頭側頭型認知症の症状が出てくれば、症状に応じた対応や投薬でご本人と家族が穏やかに過ごせる配慮が必要です。 |
脳血管障害の後遺症で認知症に至った状態を、脳血管型認知症と言います。 脳卒中発作により階段状に進行する場合と脳卒中発作との関連がはっきりせず緩徐に進行する場合があります。脳梗塞や脳出血の危険因子(高血圧、糖尿病、脂質異常症、大量飲酒等)を有することが多いです。 |
もの忘れや脳の萎縮が比較的少なく、「パーキンソン病」や「うつ病」と思われてしまうこともあります。 |
もの忘れより、性格の変化や、常識はずれな行動が目立ちます。 |
接し方としては怒ったり否定したりしないことです。笑顔で接すること、認知症の人が出来ることを褒めてあげることが有用です。
認知症の人にもプライドがあります。プライドを傷つける言葉は避けましょう。